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今日は、「分数ができない大学生」という本を読んだ感想から、
今後の教育ゆくえについて考えました。
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★「分数ができない大学生?!」
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理数系・文系で多少違いますが、小学校レベルの分数の問題の正答率が70〜80%だったとのこと。
おそらく小学校で習う算数の通分や少数の計算のあたりでつまづき、そのまま数学を選択せず受験した大学生なのでしょう。
大学入試の少数科目化(大学はこれを「入学者の個性化」と呼ぶ風潮があるようです)を背景にこのような大学生が増えているようです。とすれば、他の進学者や就職組にはさらに多いことが予想されます。
★「こんなこと誰でもできる」が通用しない?
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“分数ができないことくらい別に問題ないじゃない・・・”
“日常生活で必要があれば、電卓を使うだろうし・・・”
私もそう思う気持ちが半分。
しかし、結構、いろんな場面で困ったことが起きているんだろうなとも思う面が半分です。
例えば、私は以前公務員をしていた時に、補助金を支給する事務をさせていただいたことがありました。
その時は、「単純な計算ばかりで、大学で勉強したことなど役に立たない、誰でもできることだ」とよく思ったものでした。
しかし、今はそんな単純業務も「この人は大学はでているけれど、果たしてきちんと理論的に補助金を算出するプロセスが理解できるだろうか(分数の概念がわかっているだろうか)」などと見極めてから業務を割り振る必要が出ているのかもしれません。
そう考えると、結構、現場の中間管理職の方はさぞ困ってらっしゃるだろうなと思いました。
★浮かび上がる問題点の整理
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簡単に本の内容を元に、私なりに問題を要約させていただくと・・・
・大学入試が多様化された影響で(一芸入試、AO選抜〜昔ながらの5教科7科目まで)、高校までの教師も学生も“一体何が最低限必要なのか?”“大学へ進むためのスタンダードは何なのか?”がわからない状態になっているようです(逆に「スタンダードとは何か」を考え直すにはいい機会ともいえます)
・大学の個性化が入試の選抜方法に偏って現れており、実際には入学後の大学生活や授業に大きな影響がでているようです(教授の授業内容・カリキュラムなどは変わらないため、入学後全く授業についていけないなど。大学でも授業崩壊が少なからずあるようです)
・本当に個性化教育、創造性を育む教育をめざすならば、特に小中学校の段階における少人数学級の実現が不可避。しかし、そこには国単位での大胆な改革が依然としてなされない(一斉授業という均一の教授形態で個性化・創造性教育をやろうというのは、すでに大きな矛盾を抱えているため上手くいくはずがない)
★今後の教育のゆくえ
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今後は、おそらく明治以来行われてきた(「富国強兵」「国際競争力」のための)画一・均一・一斉教育から、江戸期に見られたようなそれぞれの個性に基づく理念的・実践的・個性創造的な教育に大きくパラダイムが転換されるのではないかと思われます。
つまり、集団教育から徹底した個別実践教育へと大きく変わる可能性があります。
今後、学校のあり方や役割も大きく見直され、びっくりするほどの変化があると思いますよ。
どんな変化になるかは、また機会があれば書いていきたいと思います。
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