漫画家でもある団士郎さんの
『不登校の解法』 。
心理療法家(セラピスト)として児童相談所で受けた相談についてまとめた本です。
この本では、
「全家族面接」という方法が特に取り上げられています。
ふつう、セラピストは相談者(両親または片親)のみを相手に、そして本人はまた別に面談を行う方法を取りますが、それを最初から兄弟も含めて家族全員そろって行うというのが特徴です。
本の中にもありますが、確かにご家庭の中で父親が専制的すぎたり、もしくは母親が女王的?でいらっしゃるなどバランスが崩れていることも不登校を生み出す要因の一つとしてあげられます。
お子様はご家庭のアンバランスさを察知し、バランスを調整する役割を果たそうとします。
しかし、
一向に親御様が気づかない場合や、自分では調整しきれないと思ったときに「不登校」という形で表現することが珍しくありません。
全家族面接では、家族全員が目に見える形でそのアンバランスさを認識していきます。
例えば、家族で一枚の絵を描くと、ご家庭の日常の様子がよくわかるそうです。
お子様がやることに、すぐに口を出す親御様。母親だけがはりきって、みんながしらけている(参加しない)家族。など。
きっとご家庭のエネルギーの流れがよくわかるのですね。
そこで家族みんなが気づく瞬間があると、それから大きく変わっていけるのだそうです。
家族全員を呼び出すというやり方は強制力のある公的な機関ならではのものですが、一つのとても効果的な方法だと思います。