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不登校生の立ち直り

20070123075049.jpg



あるクライアント様から


「不登校は、本人のエネルギーが回復したら、本当に自分から行動を起こすようになるのでしょうか?」

というご質問をいただきました。
みなさんが疑問に思われることだと思います。


すべての場合にこうだという完全な回答は私も持ち合わせていません。


しかし、立ち直りについては
ただ待つだけでも、何か一つの働きかけだけでも難しいと感じています。


・親御様自身の心と感情の消化
・親子関係のパターンを少しずつ変えてみる
・その上で、お子様へのフォロー、サポート、働きかけ
・お子様自身の気持ちや意志の確認、把握
・お子様が自分から言い出すことやサインを待つ
・タイミングを見ながらの学校からの働きかけ、担任の先生とのコミュニケーション・・・など


これからの複数の側面から、その都度必要だと思われることをしていくのがやはり最短距離だと思います。


また、別の方からも


「ただ待っていて、ある時本人が突然動き出すということが本当にあるのでしょうか?」


とのご質問もいただきました。


不登校生の体験記などを読んでいると、よく


「親や家族が何も言わず見守ってくれたおかげで、自分を振り返る時間を持つことができた。ゆっくりと次のステップを自分で決断することができた。親や家族が何も言わず、立ち直りを信じてじっと見守ってくれたことが大きかった・・・」


というようなお話が掲載されています。
実際にも、そんなケースのご当人の講演会を私も聞いたことがあります。


確かに、誰もが印象に残るような体験談です。
そして、理想的で輝かしいものだと感じられます。


しかし、気をつけていただきたいのは、


「体験談は、立ち直った部分だけ語られがち」です。


実際には親御様も、ただ待つだけで何もしなかったわけではなく、いろいろと試行錯誤をされていたはずです。また、放っておくことは簡単ですが、待つことはそれ自体大変難しいことでもあります。


そして、
「立ち直り方は、人それぞれでいい」とも思います。


数年以上ほとんど自宅で、家族との交流だけで、逆にそれが気持ちの整理になり、自分から再び外の世界に飛び出していけるタイプのお子様は多くても3分の1くらいだろうと思います。逆に、他のお子様にはその方法は適切とは言えない場合もあるのです(かといって、強引な登校刺激がよい場合はほとんどありませんが)。


不登校に至った経緯、ご家庭の状況、お子様本人の個性と気質によって、ベストと思われる立ち直りへのプロセスは異なってきます。


もちろん、他の方の体験を知るのは大切なのですが、他の方がうまくいったという方法にあまりとらわれすぎないことも大切です。あくまで、今見えているご家庭やお子様の状況に即して判断していきましょう。 

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